医療保険による訪問看護

対象者

  • 介護保険による訪問看護の対象外の方
  • 介護保険対象者の方でも次の方は医療保険の対象者です
    1. 厚生労働大臣が定める疾病等の方
    2. 急性増悪等により一時的に頻回の訪問看護を行う必要がある方(特別訪問看護指示書が必要。月1回14日間が限度。厚生労働大臣が定める方は月2回)

導入までの流れ

  • 訪問看護の利用申し込み(訪問看護ステーションに連絡)
  • 医師からの訪問看護指示書発行(1割負担300円、2割負担600円、3割負担900円を医師に支払い)
  • 訪問看護導入

医療保険の利用料金概要

金額は10割で表記しています。

1) 療養費と加算
費用
訪問看護基本療養費(1)
(1回の訪問につき)
5,550円(週3日まで)
6,550円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
訪問看護基本療養費(2)
(1回の訪問につき)
同一建物居住者
同日2人まで
5,550円(週3日まで)
6,550円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
同日3人以上
2,780円(週3日まで)
3,280円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
訪問看護基本療養費(3)
在宅療養に備えた外泊時
8,500円(入院中に1回)
〜厚生労働大臣が定める疾病等は、入院中に2回
訪問看護管理療養費
(月の初日)
13,230円 機能強化型訪問看護管理療養費(1)
訪問看護管理療養費
(訪問2日目以降)
3,000円
24時間対応体制加算
(1ヵ月につき)
6,800円
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
(月の初日)
780円
情報提供療養費
(1ヵ月につき)
1,500円
必要時のみ加算
市町村の求めに応じ、厚生労働大臣が定める疾病などの
利用者に係る保健福祉サービスに必要な情報提供
2) その他の加算(病状によって下記の料金が加算されます)
金額算定条件
特別管理加算
(1ヵ月につき)
状態により
2,500円
または
5,000円
特別な管理が必要な利用者を対象に算定(留置カテーテル、在宅酸素などの使用や、人工肛門を設置している方など)
長時間
訪問看護加算
(週1回まで)
15歳未満の超重症児
または準超重症児は
週3日まで
5,200円特別指示書指示期間の利用者、特別管理加算を算定している利用者へ、90分を超えて訪問看護を提供した場合に算定
緊急時
訪問看護加算
(1日につき)
2,650円
2,000円
24時間対応体制加算を算定している利用者へ、緊急時に主治医の指示で計画外の訪問看護を提供した場合に算定
2,000円は月15回目以降の場合
乳幼児加算
6歳未満
(1日1回)
1,300円
1,800円
乳幼児の利用者へ、訪問看護を提供した場合に算定
1,800円は厚生労働大臣が定める疾病等の場合
複数名
訪問看護加算
4,500円
(看護師)
3,000円
(看護補助)
厚生労働大臣が定める疾病等の利用者、特別指示書期間中の利用者、特別な管理を必要とする利用者を対象に算定
難病等
複数回訪問加算
(1日につき)
4,500円
(2回訪問)
8,000円
(3回以上)
厚生労働大臣が定める疾病等、または、特別訪問看護指示書の交付を受けた利用者を対象に、1日に複数回訪問看護を提供した場合に算定
早朝・夜間加算2,100円夜間(18時〜22時)、または、早朝(6時〜8時)に、訪問看護を提供した場合に算定
深夜加算4,200円深夜(22時〜6時)に、訪問看護を提供した場合に算定
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供した場合に算定
退院時
共同指導加算
(1ヵ月につき)
利用者の状態に応じ
月2回を限度
8,000円退院時に病院職員と共同で指導を行った場合に算定
特別管理
指導加算
2,000円退院時共同指導加算を算定する利用者が、厚生労働大臣が定める状態等にある場合に算定
退院支援
指導加算
(週4日以上の訪問)
6,000円
8,400円
厚生労働大臣が定める疾病等、及び、厚生労働大臣が定める状態等の利用者に、退院日に訪問し指導した場合に算定
8,400円は90分以上または複数回の合計時間が90分を超えたとき
在宅患者
連携指導加算
(1ヵ月につき)
3,000円通院が困難な利用者を対象に、月2回以上医療関係職種間で共有した診療情報をもとに指導を行った場合に算定
在宅患者緊急時等
カンファレンス加算(1ヵ月につき2回)
2,000円関係する医療関係職種等が共同でカンファレンスを行い、共有した利用者の診療情報を踏まえ、療養上必要な指導を行った場合に算定
ターミナルケア
療養費
25,000円主治医と連携をもとに、在宅で看取りの看護を実施した場合に算定
3) その他の費用
  • サービス提供にあたり、必要となる利用者の居宅で使用する電気、ガス、水道の費用は別途ご負担ください。
  • 死亡後のエンゼルケア(亡くなられた方への最後のケア)は、自費22,000円が必要です。
  • ガーゼ・綿球・テープなどの衛生用品は、実費をいただきます。

利用料金の実例

Aさんの場合

  • 80歳 女性 腎臓癌(末期)
  • 週2日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、疼痛管理、内服管理介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
項目金額
基本療養費44,400円5,550円×8回
管理療養費13,230円月の初日(1回目)
21,000円3,000円×7回(2〜8回目)
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
780円月の初日
24時間対応体制加算6,800円
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円
合計86,260円10割の金額
負担額
  • 1割:8,630円/2割:17,252円/3割:25,880円(1の位は四捨五入)
  • 病状によって、「2)その他の加算」が算定されます。

Bさんの場合

  • 76歳 男性 胃癌(末期)、経管栄養(胃瘻)、膀胱留置カテーテル、後期高齢者医療保険
  • 週5日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、留置カテーテルの管理、経管栄養、皮膚のケア、排便コントロール、疼痛管理、内服管理、マッサージ、口腔ケア、介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
項目金額
基本療養費66,600円5,550円×12回(週3日目まで)
52,400円6,550円×8回(週4日目以降)
管理療養費13,230円月の初日(1回目)
57,000円3,000円×19回(2〜20回目)
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
780円月の初日
24時間対応体制加算6,800円
特別管理加算5,000円留置カテーテル管理
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円
合計201,860円10割の金額
負担額
  • 1割:20,190円/2割:40,370円/3割:60,560円(1の位は四捨五入)
  • 病状によって、「2)その他の加算」が算定されます。